【DIYリノベ】屋根裏を“暮らせる空間”へ

リノベーション

Beforeから完成までを写真とともに振り返る


はじめに|「納屋の屋根裏」という、まっさらなキャンバス

築70年以上の古納屋。
その2階にあったのは、薄暗く、使われることのない“屋根裏部屋”でした。
今回はその空間を、自分の手で“使える場所”に変えていくDIYリノベーションの記録です。

「どこから手をつけたらいいんだろう…」
そんなところから始まったこの屋根裏。
解体、断熱、下地、漆喰、照明…
少しずつ手を加えていくことで、生き返っていく空間をぜひ見ていってください。


Before|ただの物置だった屋根裏


天井が低く、光もほとんど入らない状態でした。


解体作業|まずは全てをゼロに


天井・壁・床をすべて剥がして骨組みに。養生で1階を保護。


床の下地づくり|合板でキャプション:元の床はたわみがあり、16mm以上の合板でしっかり補強しました。


床の補強を兼ねて厚めの合板を使いました

壁の構造見直しと石膏ボード貼り


元々ベニヤ壁だったので下地が弱いので補強し、構造から見直して厚さ1.25mmの石膏ボードを貼りました。


天井断熱と石膏ボード施工


アクリア430を敷き詰め、0.9mmの石膏ボードで仕上げ。


壁の下地処理|漆喰の前に“仕込み”あり

下地処理を丁寧にすることで、漆喰のひび割れ防止に。


漆喰仕上げ|手の跡が残る“味”を楽しむ


コテ塗りの跡が光の当たり方で表情を変える壁に。


床づくり|杉板+ワトコオイルでぬくもりのある仕上げに

ワトコオイル乾かし中の写真です


無垢の杉板を1枚ずつビス止めし、ワトコオイルで着色しました。


窓まわりのDIY|木枠で納める


窓に合わせて木枠を自作してはめ込み。光が気持ちよく入る空間に。

この屋根裏に欠かせなかった「窓づくり」も、実は手づくりです。
ガラス選びから木枠の作り方まで、詳しい流れはこちらの記事でご紹介しています👇


👉 大工さんに頼らず自作した窓づくりの記録はこちら


お気に入りの照明たち|空間に“物語”を灯す存在


真鍮・木・アイアン。照明は空間の雰囲気を左右する大事なアイテム。


完成|日差しと木の香りが混じる空間に


白い壁、あたたかな木の床、差し込む光。納屋だった空間が、自分の居場所に。


書籍紹介|尾原和啓『プロセスエコノミー』

「完成品」ではなく「つくっている過程」にこそ価値がある。
自分の物語を発信していく時代の、新しい生き方のヒント。

僕の納屋リノベも、完成よりも**“つくっている時間”**に価値があったと感じています。
この本を読んで、「過程をさらけ出すこと=誰かの希望になる」と気づかされました。

納屋のDIYに限らず、何かを始めてみたい人、発信してみたい人に、心からおすすめできる1冊です。


次回予告|それぞれの工程を、1つずつ深掘りしていきます

今回は屋根裏リノベーションの全体像を一気にお届けしましたが、
次回からは、各工程をひとつずつ掘り下げてご紹介していきます。

  • 解体レシプロソーでやってはいけない5つの事
  • 解体して分かった「あってよかった道具と注意点」
  • 石膏ボードの素人だから気づくあれこれ
  • 断熱材の選び方と施工のコツ
  • 漆喰DIYで気づいた想定外の落とし穴
  • 杉板+ワトコオイルの床仕上げ「塗装で失敗しない方法」
  • リノベ中に学んだ「プロに任せて良かった場所」

などなど、「これからDIYしたい人」にとってリアルに役立つ情報を、写真とともに丁寧にまとめていく予定です。

お楽しみに!

ヒダカケンタ

宮崎で美容室を営んでいるケンタです。
築70年以上の納屋をフルリノベーションして、「Storyのある美容室 goen」を開業しました。

家族4人で暮らす中古の平屋を、自分たちの手で少しずつ整えながら、キャンプ・旅行・バイク・DIY・美容と、“好きなこと”を暮らしに取り入れる日々を楽しんでいます。

このブログでは、
✅ 納屋や屋根裏のDIYリノベ記録
✅ 実際に使ってよかった道具の紹介
✅ 「暮らしを自分でつくる」喜びとリアル
を発信しています。

好きなことに手をかけて、小さくても“自分らしい物語”を紡いでいきたい。
そんな想いに共感してもらえる方に、ヒントや勇気を届けられたら嬉しいです。
※ 家族旅行で47都道府県制覇に挑戦中。将来はソロバイク旅も計画中です!

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