納屋のリノベーションを進める中で、今回は「外壁塗装」に取りかかりました。
前回はレンガで土台を仕上げたところまで。次の一手として、板壁の雰囲気を一新するために「色」を加えてみることに。
結論から言うと、ブルーグレーは“ちょうどいい”色でした。
その工程と気づきを、今回もリアルに記録しておきます。
Before:焼けた板壁とレンガの土台
前回レンガを積み終えたこの外壁。黒く焼けた杉板の表情を活かしつつ、少し明るさを加えたかった。

色選び|ブルースモーク vs ブルーグレー
まずは試し塗り。過去に使って気に入っていた塗料があったので、倉庫から引っ張り出してみました。

▲右が3年前に使った「ブルースモーク」、左が今回新たに購入した「ブルーグレー」
どちらも関西ペイントの「ハピオカラー」シリーズです。
3年前のお気に入りは廃盤に…

▲ブルースモーク。落ち着いたトーンが板壁にぴったりだった
実はこの「ブルースモーク」、もう製造されていないらしく、近隣の店にもネットにも在庫なし。
混ぜれば似た色も作れそうだけど、今回はできるだけ手間をかけたくない…。
ということで、代替色を選ぶことに。
今回選んだのは「ブルーグレー」

▲ブルースモークより少し明るめ。でも杉板との相性も悪くない
青みが強すぎるかも?と心配していたけど、板壁にのせてみると意外とちょうどいい。
そして驚いたのは──
3年前と金額はほぼ同じなのに、量が半分に…!
物価高、ここにも実感…。
使用した道具はこちら

今回はローラーは使わず、すべてハケのみで塗装しています。
養生して、すべてハケで丁寧に塗装

外壁の板材は長年の風雨で凹凸があり、ローラーだと塗料が入りづらそうだったので、今回はすべてハケで作業。
木目に沿って、塗料を押し込むように塗っていくと、意外と塗りやすく仕上がりもキレイ。
水性塗料でも外壁にしっかり対応◎
今回使ったのは「水性塗料(ハピオカラー)」。
外壁といえば油性塗料のイメージもありますが、扱いやすさを重視して水性を選びました。
- においが少なく、作業がしやすい
- 道具の後片付けも水でOK
- ハピオカラーのような屋外対応タイプなら、耐候性も十分
初心者でも扱いやすく、DIY向けにはぴったりです。
夏の塗装は“水分調整”もポイント
暑い日は塗料がすぐ乾くので、少しだけ水で緩めて使うと塗りやすいです。
特に木目の深い部分には、柔らかくした塗料がよく馴染んでくれました。
気温や日差しに合わせて、塗料の粘度をこまめに確認して調整することが大事です。
完成!ブルーグレーが映える外壁に

重たい印象が明るくなり、古材とのバランスも◎
焦げ茶とブルーグレーの組み合わせは、落ち着いていても暗すぎない。
控えめなのに印象を変える、いい色でした。
所要時間は約2時間!
今回の作業は、養生から塗り終わりまでで約2時間。
ハケだけでも思った以上にスムーズに塗れました。
使用した塗料・道具(おすすめ)
おわりに:古いものに「色」を重ねるということ
「壊して新しく」ではなく、「今あるものに手を加えて活かす」。
外壁塗装は、その第一歩として最適なDIYかもしれません。
ブルーグレーは、そんな思いにぴったりな“ちょうどいい”色でした。
次回予告|面格子とトタン庇をつけて、仕上げのひと工夫
外壁の塗装が終わったことで、次ははめ殺し窓の仕上げに取りかかります。
木材で**面格子(縦格子)を取り付け、さらにその上には波板トタンを使った庇(ひさし)**も設置予定。
見た目を引き締めながら、雨から窓まわりを守る実用的なDIYです。
納屋らしい雰囲気も残しつつ、どんな仕上がりになるか楽しみにしていてください。
🛠 これまでの作業記録はこちら
🧰 オーダーガラスでつくるはめ殺し窓|取付け・シーリング処理まで
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